放射線科

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ようこそ放射線科へ

診療放射線技師長あいさつ

診療放射線科の紹介

当科は診療放射線技師18名で構成され、各種の医療用放射線を用いた診断検査・放射線治療を行っている部門です。当院で使用している放射線は診断検査では、Ⅹ線・ベータ線・ガンマ線、放射線治療では、Ⅹ線・電子線・ベータ線・ガンマ線です。放射線は人体に害を及ぼす恐れのあることから、人体への照射には放射線の物理特性や各種放射線機器の特性の理解、照射する放射線量の最適化、人体への作用・影響の熟知、患者心理の対応等に関する知識を十分に備えた上で行うのが原則であり、原則に沿うよう学会・研修会・研究会等々に積極的に参加し、日々研鑽をしているところです。
近年、医療の高度化とりわけ診断技術の急激な進歩により、診断用放射線機器類も飛躍的な進歩・発展を遂げてきました。それに伴い機器を操作する診療放射線技師もより高度な知識と技術が求められ、更に専門化するようになってきました。当部門では専門性も追求しながら、各種認定取得に取組む事を重点目標のひとつに掲げ、スキルアップを図っています。また同時に放射線被ばく線量の低減についても目標を定め努力しています。
放射線治療では医学物理士が当院はじめ県内全ての放射線治療施設の品質管理及びIMRT等の技術指導の支援を行いながら、担当スタッフと協力して高水準のレベルを保持しています。また、県内でも実施施設の少ないRI内用療法にも対応しています。
私たち診療放射線技師は患者さんに提供できる最新の知識・技術の習得はもとより、気配り・心くばりにも細心の配慮で、患者さんが安心して検査・治療ができる環境を提供することにも努力してまいります。また、放射線検査・治療についてのご不明な点やご質問についても積極的に対応してまいりますので、お気軽にお声がけ下さい。

 

放射線科の業務・機器

一般X線撮影(3室)・乳房撮影・骨密度測定・X線TV(3室)・ポータブルX線撮影装置(3台)・手術中透視撮影装置(2台)CT(MDCT2台)・DSA・心カテ・MRI(2台)・核医学検査(ガンマカメラ・PET-CT 各1台)放射線治療(直線加速器による放射線治療・放射性ヨード内用療法・ストロンチウムによる骨転移の疼痛緩和治療・イットリウムによる放射免疫療法)

放射線部門イメージ
 

基本的な検査の流れ

放射線科での撮影および検査の場合は必ず「診療放射線科受付」にて受付を行ってからお待ちいただきます。その際、診療放射線科のみで使用する紙の「受付票」をお持ちいただきます。「受付票の番号」にてお呼びしますので必ず携帯してください。患者さんの撮り違いを防止するためですので、ご協力宜しくお願いします。


一般撮影

撮影は、すべて被ばく線量を低減し撮影することが出来るフラットパネルディテクタを使用したデジタル画像です。撮影後、即座に電子カルテに表示され、診察までの待ち時間短縮や一度撮影した画像の効率的な利用も可能です。
   
    一般撮影          ポータブル撮影

 撮影の際は、ネックレスやピアスなどのアクセサリーを外し、金属やボタンのついた下着や衣類などは着替えて頂きます。Tシャツのプリント模様などX線写真に写ることがありますので着替えをお願いします。
また妊娠中の方、その可能性のある方は事前にお申し出ください。

 

乳房撮影

Q1乳房撮影ってなに・・?

乳房X線撮影のことで、マンモグラフィーと呼ばれます。乳房は柔らかい組織からできているため、専用の装置を使って撮影します。マンモグラフィーによって多くの乳癌が早期に発見されています。
当院には乳房の組織生検が出来る最新のデジタルマンモ装置が導入されています。

Q2X線被ばくによる危険は・・?

X線撮影ですから放射線被ばくはあります。しかし、乳房だけの部分的なもので他の臓器への影響はほとんど有りません。1回の撮影で乳房が受ける放射線の量はごく僅かです。従来の装置でも、飛行機で海外旅行の際に浴びる自然放射線のほぼ半分の量です。

Q3撮影時間は・・?

通常は、両側乳房を2方向ずつ4回撮影し、検査時間は10~15分くらいです。(撮影後、必要があれば追加撮影を行う場合もあります)
撮影の範囲は脇から乳房の下までを含めた部分です。
非常に細かな部分の撮影になります。制汗パウダーなどはよくふき取って下さい。


Q4乳房の撮影では、なぜ圧迫が必要なの・・?痛くないの・・?

マンモグラフィーでは、乳房を挟んで写真を撮ります。乳房は場所により厚みも大きさも違います。よい写真を撮るためには、乳房全体をなるべく均一に圧迫して、乳腺や脂肪・血管などの重なりをなくすことがとても大切です。
圧迫する時間はほんの数秒です。
個人差はあると思いますが痛みをともないます。申しわけありませんが病変を見逃さないためにも、少しの間ご協力をお願いします。
痛み軽減のためには、比較的乳房のはりの少ない時期(生理後一週間前後)の検査をおすすめします。

最新のデジタルマンモ装置で、NPO法人マンモグラフィ検診精度管理中央委員会が開催する講習会を受講した技師が撮影させていただきます。


CT検査

CT検査

CTとはComputed Tomographyの略でコンピューター断層撮影法と呼ばれています。原理は360度方向からX線を照射し身体を通過してきたX線量を検出器にて計算させ、コンピューター画像再構成により断層像(身体の断面像)を得る検査です。 当院では、64列と16列のマルチスライスCTが2台稼働しています。

マルチスライスCTは従来のCTに比べ撮影時間も大幅に短縮され、より精密な画像が得られ3次元画像にも対応できます。
64列マルチスライスCTでは心臓領域にも対応しています。

実際の検査では・・?

身に付けている金属類をはずしていただきます。場合によっては検査衣に着替えていただきます。

装置の寝台に仰向けに寝ていただき検査を行います。造影検査の場合は、検査前に注射があります。また、撮影部位によっては息を止めていただく場合があります。
検査前に担当技師と看護師より説明しますが、解らないことや不安などがありましたら遠慮なくお聞き下さい。

検査時間は部位や検査内容により異なりますが、5~20分ほどです。

造影剤とは?

造影剤を使用することにより病変の存在や性状、血管の走行などがより明瞭に描出され、より正確な診断ができます。
造影剤使用の場合は食事の制限があります。(牛乳などの乳製品は除き、水やお茶などの水分は飲んでも構いません)
造影剤を注入すると、体が熱く感じることがありますが、検査が終わるころには熱感はなくなります。
検査後は造影剤の排泄を促すために、水分を多く摂ってください。
帰宅後に、かゆみ・じんましん・吐き気・めまいなどの症状がでた場合はすぐ連絡して下さい。

検査前に知らせて下さい

  • 妊娠中の方、その可能性のある方。
  • 以前、造影剤で気分が悪くなったことがある方。
  • アレルギー(喘息、花粉症、アトピー体質、薬や食物によるじんましん)体質の方。
  • 現在、糖尿病の薬を服用している方。
  • 甲状腺疾患、心臓病、肝臓病、腎臓病などの病気がある方。

以上のような方は、検査の際に注意が必要となります。
予約時に担当スタッフへお申し出ください。

CT CT

 

MRI検査

MRIって・・?

MRIとは放射線などを使うことなく身体の状態を調べることが出来ます。検査では非常に強い磁石を使い、いろいろな画像を撮像します。

検査室内は常に磁場が発生しています。
金属類は持ち込むことができません。
心臓ペースメーカーを装着している方の検査は原則として出来ません。体内に金属や埋め込み型の医療器具などを装着している方は、慎重なチェックが必要です。
検査をお受けになる前に必ずご確認下さい。

実際の検査の様子は・・?

検査の時間は部位や種類にもよりますが、おおむね20分~40分程度です。

  1. 1)金属類を取り外し、ベッドに仰向けに寝ていただきます。
  2. 2)そのうえでコイルと呼ばれる撮影用の機械を部位に合わせ装着します。
  3. 3)この状態で短いトンネル状のMR装置に入っていただきます。
      閉所恐怖症など心当たりのある方は前もって医師にご相談ください。
  4. 4)撮影が始まると"ガーガー、ビービー"とうるさい音がします。耳栓が必要な方は申し出てください。

騒音と狭さを少し我慢していただければ、痛みも無く、寝ているだけの検査です。 目的によっては造影剤を使用する場合もあります。

次のような方はMRIの検査が出来ない場合があります。事前にお知らせ下さい。
  1. 1)心臓ペースメーカー、植え込み型徐細動機、人工中耳・内耳
  2. 2)眼窩内・体内の異物・金属片(事故や戦争、職業によるものなど)
  3. 3)脳動脈クリップ、脈管内ステント・フィルター、手術用プレートなど。その他、体内埋め込み医療器具
  4. 4)刺青、避妊リング(金属製)、妊娠(特に4ヶ月未満)、閉所恐怖症など

以下の物は検査時取り外していただき、また検査室内に持ち込む事が出来ません。

また材質不明な装飾品も取り外していただきます。
その他、カラーコンタクト、アイシャドウ、マスカラ等は金属成分を含むものがありますので注意が必要です。
ご不明な点は、予約の際に遠慮なく担当医または放射線技師にお尋ね下さい。
医療機器の施設開放も推進しております。詳しくは地域医療連携室までお願いします。

MRIの特徴

その1 血管が写る

造影剤を使わなくても血管や脈管系(体の中の管)を写す事ができます。

その2 色々な画像で診断

1度の検査で数種類の画像を撮像します。
数種類撮影することにより、病気の確定や正常な部分との区別をつけます

その3 MRIの弱点

MRIは人間の体の中にある様々な水を画像にします。
しかし正常な人間の体の“肺”にはあまり水がなく、ほとんどが空気です。
そのため、水を画像化するMRIでは少し苦手な部位といえます。

 

核医学[RI(ラジオ アイソトープ)]検査

RI検査とは・・?

核医学検査では、微量の放射性医薬品(RI)を注射したり飲んだりしていただき、臓器や病変へ取り込まれた薬から出る放射線をX線CT組合せ型SPF-CT装置で撮影します。

検査薬は目的の臓器、種類ごとに専用の薬が使われ、撮影を開始する時間、回数も検査ごとに決まっています。投与直後から長いものでは数日後に撮影することもあります。

撮影時間は1回が20~50分と少し長めですが、痛み等はありません。
リラックスして動かないようお願いします。CT画像との融合画像も提供可能です。
解らないことや不安がありましたら遠慮なく医師やスタッフにご相談下さい。

放射性のお薬の量・影響は・・?

投与される薬の量はきわめて微量です。放出される放射線の量も時間とともに急速に減り、大半は尿などとして排泄されます。ご安心下さい。
検査薬で副作用の起こることはほとんどありませんが、薬等でアレルギー反応を起こしたことのある方、また妊娠中の方、その可能性のある方は事前にお知らせ下さい。

検査薬について

検査用の薬は使用しなくても時間と共に放射線の量が減っていき使用不可能となります。
薬は、一人様分ずつ検査時間に合わせて注文されます。
以上のことから、時間には余裕を持ってご来院下さい。また予約変更をご希望の場合は検査前日正午までにご連絡下さい。
    

 

PET-CT検査

PET-CTって・・?

PET検査では、ブドウ糖に似た放射性の薬(FDG)を注射し、その代謝・分布を撮影します。
RI検査と似ていますが、薬から放出される放射線の種類が通常のRI検査薬とは少し異なり、専用のカメラ(PET-CT)を使います。
身体の細胞はブドウ糖をエネルギーとして消費します。活発に働く脳や心臓にはこの薬もよく集まり、また腫瘍などは正常な細胞に比べ数倍も多く取り込まれます。
この性質を利用して、腫瘍や臓器の状態を診るのがPET検査です。
当院にもPET-CTが設置され、CTを組み合わせることで、病気の場所や形を精度よく検査することが出来ます

検査にあたっての注意

検査前の運動について

運動によって薬が筋肉などへ集まり易くなり、検査の妨げになります。
過度の運動(テニス・野球・ランニング等)は前日からお控え下さい。
来院の際も自転車などの使用は控え、冬季は頚部など肌の露出も避けて暖かくして下さい。

飲食について

薬を効率よく体内に行き渡らせるため、血糖のコントロールが必要です。
検査予定の4時間前より絶食をお願いします。
水分は飲んでかまいませんが、糖分のあるもの(ジュースなど)は控えて下さい。(血糖値200mg/dl以上は検査出来ない場合があります。)

糖尿病のある方など・・・

薬の服用、インシュリン等、主治医に血糖値のコントロールをご相談下さい。

検査中の安静について

薬の投与から撮影までは安静が必要となります
鎮静や介助を要する方の検査はご遠慮いただく場合があります。

妊娠中、その可能性のある方

原則的にこの検査は出来ません。事前にお知らせ下さい。

検査薬について

検査用の薬は非常に高価なもので、使用しなくても時間と共に放射線の量が減っていき使用できなくなります。薬は、一人様分ずつ検査時間に合わせて注文されます。
以上のことから、時間には余裕を持ってご来院下さい。また予約変更をご希望の場合は検査前日の正午までにご連絡下さい。

医療機器の地域開放も推進しております。詳しくは地域医療連携室へ・・・

 

 血管撮影室

血管撮影血管の中にカテーテルという細い管を入れ、造影剤を注入しながら全身のあらゆる血管を撮影する検査です。造影剤注入前後の像をサブトラクション(減算処理)によって、血管のみを写すことが可能です。診断だけではなく血管内治療(IVR)として、下大静脈フィルター留置、透析シャントなどの血管拡張術、骨盤・腹部臓器出血部位の塞栓術や肝臓など腹部血管の塞栓術を行っています。


DSA検査(デジタル・サブトラクション・アンギオ)

DSA(デジタル血管撮影装置)

脳や腹部をはじめ全身の血管や臓器を撮影します。
造影剤注入の前後の画像を装置上で引き算することで不用な骨格や臓器等を消し、血管そのもののみ又は病変のみの写し出しを行います。
 現在は検査だけではなく"治療目的"での使用が多く、当院でも動脈瘤や腫瘍血管の塞栓、狭窄血管へのステント留置など多くの治療が行われています。
心臓を除く全身にわたる血管の検査・内科的治療は主にこちらの装置で行われます

 

心血管撮影室(心カテ)


心臓カテーテル検査

心臓カテーテル主に心臓の血管を撮影する検査です。心臓専用の装置を用いるので心臓の血管を鮮明に写し出すことが出来ます。心筋梗塞や狭心症の治療や不整脈の検査・治療、ペースメーカーの植え込みなどを行います。また、急性心筋梗塞の緊急検査・治療に24時間対応しています。

 

放射線治療

放射線治療

当院の放射線治療は、直線加速器(リニアック)による、X線・電子線の外照射と、放射性医薬品の内服や注射による内照射を行っています。

放射線による癌治療の依頼も、その評価とともに年々増加しております。
長年使用してきたリニアックも、病院移転を機に最新の装置へと更新されました。
放射線治療専門医1名、医学物理士と放射線治療品質管理士、放射線治療専門認定技師、診療放射線技師、看護師で、院内・院外の依頼に対応しております。
最適な治療計画で、正確な線量投与をするため、装置の出力校正をはじめ、保守管理にも細心の注意をはらっています。
21年度から主に前立腺がんに対して強度変調放射線治療(IMRT)を開始しております。
IMRTは従来の方法に比べ臓器の形状に合わせた治療が出来るため、周囲の正常な臓器への不必要な放射線の量を軽減することが出来ます。その結果、副作用を最小限にするとともに、病巣の放射線の量を増やすことができ放射線治療の効果を最大限に期待できる治療法です。

RI(放射性同位元素)内服療法

RI(放射性同位元素)内用療法とは・・・?

核医学治療では、放射性医薬品を注射(内服)していただいき、その薬から出るβ線により腫瘍など特定の細胞を破壊する治療です。

当院では現在、つぎのRI内用療法を行っています。

1)甲状腺ガンの放射性ヨード内用療法
5日間、特別な治療病室に入院していただき治療いたします。
2)甲状腺機能亢進症、バセドウ症の放射性ヨード内用療法
入院せずに外来にて内服していただき、治療いたします。
3)ヨード131(1110MBq)による残存甲状腺破壊(アブレーション)の外来投与
遠隔転移の無い分化型甲状腺ガンで、甲状腺全摘後の患者さんに適用となり、入院せずに外来にて内服していただき治療いたします。
4)ストロンチウム89Srによる骨転移の疼痛緩和治療
静脈に注射することで治療を行います。入院・外来どちらでも行うことができます。
5)イットリウム-90標識抗CD20抗体を用いた放射免疫療法
CD20抗体陽性の再発または難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫・マントル細胞リンパ腫に適用となる治療です。
本療法の場合は、血液内科へお問い合わせください。

治療にあたっての注意

1)~5)それぞれの治療を行う上で注意事項があります。医師から治療前に詳しく説明があり、ご本人さま・ご家族さまの同意を得てから治療を行いますので、解らないことがありましたら、遠慮無く医師やスタッフにご質問ください

当院技師の認定一覧
  • 第一種放射線取扱主任 1名
  • 作業環境測定士 1名
  • 医学物理士 1名
  • 放射線治療品質管理士 1名
  • 放射線治療認専門認定放射線技師 2名
  • X線CT認定技師 4名
  • 検診マンモグラフィー撮影認定技師 4名
  • 放射線管理士 5名
  • 放射線機器管理士 5名
  • 医用画像情報管理士 2名
  • 臨床実習指導教員 1名
  • ストロンチウム取扱講習終了技師 3名
  • ヨード131外来アブレーション講習終了技師 1名
  • PET研修セミナー終了技師 4名
  • 医療情報技師認定 1名
  • 放射性同位元素の安全取扱研修会終了技師 3名
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当院では患者さんのプライバシーを守るためお電話での入院案内、病状照会へはお答えしておりませんのでご了承願います。