病院長あいさつ
中部病院をご利用の皆様へ
当院ホームページへようこそ。
令和7年度より、岩手県立中部病院の院長を拝命した、川村英伸です。岩手県立中部病院は、中部医療圏(花巻市、北上市、遠野市、西和賀町の4市町村)の人口約20万人をカバーする基幹病院です。中部医療圏は面積、人口とも盛岡医療圏に次いで第2位の医療圏であり、当院はこの圏域の救急医療と専門的な医療を担う使命があります。
世界や日本では、様々な問題が発生し、非常に複雑で混沌とした社会となっております。また、医療界でも人材不足や医療費の高騰、高齢化社会による医療需要の増加、医療収益の悪化、DXの遅れなど、こちらも複雑化し問題が山積みしています。我々医療人は強靱な精神力を維持し、その都度明確な意志を伴う対応が求められています。
少子高齢化の進行により、最近高齢者の救急受診や入院が増えており、地域連携の重要性が増しています。医療と介護の複合ニーズが必要な高齢者が増え、在院日数が延長しがちですが、中部医療圏ではリハビリや慢性期を引き受けてくださる病院や施設が多く、救急医療と専門的な医療をなんとか継続できています。地域連携にご協力いただいている関係機関の皆様に、感謝申し上げます。
昨年度より始まった働き方改革では、長時間労働の削減などに取り組み、成果を上げつつあります。地域住民の健康を守ることはもちろんのこと、それを担うスタッフの健康にも留意していきたいと考えています。当院の理念、「心のかよう患者中心の医療を実践し、地域社会に貢献する」ために、職員一同努めて参ります。
令和7年4月
岩手県立中部病院長 川村英伸