病院長あいさつ
中部病院をご利用の皆様へ

当院ホームページへようこそ。
令和7年度より当院の院長を拝命し、2年目を迎えました。
コロナ禍をやっと脱出できたかなと思っていた矢先、今度は全国的な病院の経営問題がのし掛かってきました。人件費や物価の高騰による支出超過の状態が続き、全国の病院の8割以上が赤字に陥っているといわれています。このような状況の中でも当院は、令和7年度も前年度と同様、外来・入院ともに多くの患者様に来ていただきました。2009年(平成21年)の開設翌年から連続15年に渡って黒字経営を継続していますが、今年もなんとか黒字が計上できるように職員一同取り組んで参りました。日頃、当院へ患者様をご紹介してくださっている花巻・北上医師会の開業医をはじめ中部圏域の多くの医療機関の皆様と、信頼して来てくださっている患者様方に感謝申し上げます。
我が国の年齢3区分別(若年人口:0-14歳、生産年齢人口:15-64歳、老年人口:65歳以上)の総人口の将来予測では、老年人口は2040年にピークを迎える予測ですが、岩手県ではどの年代も既にピークを過ぎており、今後全ての人口区分で減少傾向となると推定されます。中部圏域の人口推移も同様で、今後外来や入院の医療需要の減少が見込まれ、これらに対する対策が必要になってくると思われます。しかし当院は、令和8年度の稼働病床は434床のままであり、外来も27診療科は維持できることが決まっておりますので、安心して当院を受診していただきたいと思います。
最近のニュースとして、当院では新たな定位放射線治療装置(サイバーナイフ)の導入が決まっており、2028年の稼働に向けて準備をしております。サイバーナイフは、ロボットに小型のリニアックを搭載し、さまざま方向から放射線を患部(がん組織)に集中させ、がんの周辺の被爆を減少させることが可能な装置です。北東北三県では初の導入となり、県外からの紹介も期待できます。
中部医療圏の皆様に、今後も安全で質の高い医療を提供していきたいと考えております。当院の理念、「心のかよう患者中心の医療を実践し、地域社会に貢献する」ために、職員一同努めて参ります。
令和8年4月
岩手県立中部病院院長 川村英伸