脳神経内科
概要(対象疾患と診療内容)
1.主として脳・脊髄、末梢神経、筋肉の病気に対して、内科的な診療を行う科です。内科領域の診療科のひとつであり、精神科・神経科や心因性疾患を扱う心療内科とは異なります。
2.症状としては、意識障害、頭痛、めまい、しびれ、ふるえ(けいれん)、脱力(麻痺)、物忘れなどが脳神経内科疾患の初期症状です。具体的な病名では、脳梗塞、パーキンソン病、髄膜炎・脳炎、アルツハイマー型認知症、多発性硬化症などの脳の病気、さらに筋疾患、脊髄疾患、そして片頭痛やてんかんなどの広い範囲の病気を診療します。
3.内科的治療ではなく、手術が必要と判断された場合は、当科から脳神経外科や整形外科に紹介させていただきます。
当科診療の特色
1.当院に限らず、脳神経内科の診察は他の診療科に比べて、お一人の診察に時間がかかることが多いのです。特に初診の患者さんの場合は、相当の時間(1時間程度)がかかることも稀ならずありますので、あらかじめ御了承ください。そのため外来新患は紹介状をお持ちになり、かつ予約のある患者さんのみとなります。もちろん急患はこの限りではありません。
2.大勢の患者さんが外来に集中しますと大変混雑します。医師数は増えず、患者数が増えると、待ち時間が増加することになります。さらに重症な患者さんが救急車で来院したり、入院中の患者さんの病状悪化などには、外来をやっている同じ医師が対応せざるをえませんので、外来診療が中断してしまうことがあります。あらかじめ御了承ください。
3.病状が落ち着いた患者さんには、原則的にかかりつけ医の先生に紹介させていただきます。何卒、御協力をお願いいたします。
4.かかりつけ医の先生は病気の種類にもよりますが、必ずしも脳神経内科医や脳神経外科医でなくても大丈夫です。例えば脳梗塞の患者さんであれば、外来通院で主に診るものは、脳そのものではなく、高血圧、糖尿病、脂質異常症などのコントロールが最も大切なポイントになります。それゆえ、開業している内科や外科の先生がむしろ適任ともいえます。
当科受診へのアドバイス
普段はかかりつけ医の先生に通院していただき、病状が変化した場合、救急診療が必要な場合、そしてMRI・脳波・筋電図などの精密検査が必要な場合に、大いに御利用いただければと思います。
主な対象疾患
1 脳梗塞 2 パーキンソン病 3 髄膜炎・脳炎 4 アルツハイマー型認知症 5 多発性硬化症 6 筋疾患 7 脊髄疾患 8 片頭痛 9 てんかん
スタッフ紹介
氏名 | 田村 乾一 (たむら けんいち) |
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職名 | 参与 |
卒業年 | 昭和58年 岩手医大卒 |
専門領域 | 脳神経内科全般、医学教育 |
学会資格等 | 日本神経学会(指導医、専門医)、日本脳卒中学会(専門医)、日本医学教育学会、日本内科学会(認定医) |
氏名 | 安田 猛彦 (やすだ たけひこ) |
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職名 | 診療部次長兼医療研修室長兼第1脳神経内科長 |
卒業年 | 平成11年 岩手医大卒 |
専門領域 | 神経内科 |
学会資格等 | 日本内科学会(認定内科医)、日本神経学会(専門医、指導医) |
氏名 | 津田 圭介(つだ けいすけ) |
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職名 | 第2脳神経内科長 |
卒業年 | |
専門領域 | |
学会資格等 |
氏名 | 寺内 貴廣 (てらうち たかひろ) |
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職名 | 脳神経内科医長 |
卒業年 | |
専門領域 | |
学会資格等 |