倫理の取り組みについて
臨床倫理(りんりんプロジェクト)
りんりんプロジェクトとは
臨床倫理の概念と実践を、病院全体に広げていくために2025年に始動したプロジェクトです。
コアメンバー(りんりんサポーター)
看護各部署の看護師長補佐を中心に、医師・リハビリテーション技術科・薬剤科・栄養管理科・医療ソーシャルワーカー(MSW)・心理士など、多職種のメンバーで構成されています。
活動内容
各部署で倫理カンファレンス(患者の治療・ケアに関わる倫理的問題を話し合う会議)を随時開催し、記録を病院として蓄積しています。解決が難しい事例は「りんりんアドバイスチーム」がサポートします。
また、りんりんサポーターは各部署でのカンファレンスの報告・検証を行いながら、継続的にスキルアップを図っています。
取り組み実績
- 倫理カンファレンス 38件(2025年度下半期)
- 医療安全研修会にて臨床倫理・意思決定支援について全職員が学習(2025年)
- DNARに関する書類・システムの再検討・再構築と普及(2025年)
- 病名病状を伝えるときの指針を作成し、全医師・看護師へ周知(2026年)
- 身寄りがない人の医療における意思決定支援に関する資料を作成し、関係職員へ周知(2026年)
当院の4つの臨床倫理ルール
当院では、患者さん一人ひとりの意思と尊厳を大切にするため、以下の4つのルールを基盤としています。
- 臨床倫理の3原則を大切に——本人の意思を尊重する、与益・無危害(患者に利益をもたらし害を与えない)、社会的適切さを検討する
- 本人の意思が確認できないときは、本人の推定意思をもとに家族とスタッフで話し合う
- 意思確認と支援は共同意思決定支援(SDM)で行う
- 話し合う時には、ACP(アドバンスケアプランニング:今後の医療と生活の相談)を意識する
個別研修
臨床倫理研究所・清水哲郎先生監修の「臨床倫理ベーシックコース」を病院として採用し、院内スタッフへの個別研修を開始予定です(2026年後期)。
研究倫理
- 臨床研究・学会発表については、随時、倫理委員会で審査・承認を行っています。
- 研究者・発表者は、日本学術振興会の研究倫理eラーニングコースを受講し、病院が受講状況を確認・管理する予定です(2026年後期より)。